〔“総合”は時代に先んじていた〕
教師を辞めた後、ESDについて学べば学ぶほど、小学校の「総合的な学習の時間」ってこういうことを学ぶ時間だったんだなあと思います。
「総合的な学習の時間」が施行されたのは2002年ですが、その前から学校現場では準備期間としてこの新しい活動を取り入れました。
当時は
「総合的な学びって何?」
「横断的な学習ってどうやるの?」
と混乱していて、とりあえず、その学校で取り組みやすそうな活動を選んで行っていた気がします。
- 地域にロシア出身の方がいるからロシア語を教わって『国際学習』とする
- この頃に導入されたデスクトップパソコンで学習ゲームをやって『情報教育』とする
- 山菜採りをして調理をして食べて『地域学習』とする
- 全校でお祭りごっこをやってみる
などなど。
どちらかというと子供の興味・関心を中心にテーマが決まり、単発で楽しむ感じの学習が多かったように思います。
教員時代にESDについて考えていたら、単に楽しいお祭りの活動でなく、自校通貨で経済のことを考えたり、出店で物づくりや環境について考えたり、様々な方を招いて福祉について考えたりと、たくさんの計画案が書けたのになあと思っています。
この記事へのコメントはありません。