〔家具の町で見つけた着眼点の良さ〕
素晴らしい家具が一堂に会するまつり
うちから車で40分ほどの場所にある家具の町大川で、木工まつりが開催されるというので出かけてみました。
特に欲しい家具があったわけではないのですが、大川の家具は芸術性が高いので、鑑賞気分で会場を巡りました。
広い産業会館には昔ながらの桐製品から新しいデザインまで、素晴らしい家具がずらりと並び、たくさんの人で賑わっていました。
夫が惹かれた椅子
木の香りにうっとりしながら歩いていると、ある家具のところで夫が足を止めました。私は初めて見たのですが、ついている札には『玄関椅子』と書いてあります。
低めの広い椅子に肘掛けがついており、両方の肘掛けに杖を立てかける部品が取り付けてあります。これは玄関で靴の脱ぎ履きをする時に使うもので、転倒防止に役立つのだそうです。
足が不自由な夫は、いつも玄関で靴を履いたり脱いだりする時に苦労をしています。一度座ってしまうと立ち上がるのが大変で、しかも起立性低血圧なので立ち上がった直後はかなりふらつきます。
引きこもり解消にも
年配の方の中には、一人で靴が履けないために引きこもりがちになる方もいるそうです。そういう人たちが楽に靴を履いたり脱いだりできる椅子は、本当に役に立つと思います。我が家でも、すぐに購入しました。
持って帰って玄関に置くと、高さもサイズもぴったり。よく考えられたものだということがわかりました。
これで出かける時の夫の負担が軽減されると思うと、とても嬉しいです。
社会のニーズに合わせた商品開発を
技術やデザイン性の高さはもちろん、社会のニーズに合わせた商品開発に、これからも期待したいと思います。
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