〔たくさんの色彩〕
車で移動中に移りゆく色彩たち
昨日は私たちの家から車で約40分ほどの距離にある隣町へ行ってきました。梅林や川沿い、花畑などを通り、山々を眺めながら走っていると、たくさんの色彩が目に飛び込んできます。
鮮やかな黄色の菜の花、可愛らしいピンクの遅咲き桜、真っ白な翼をもつ鳥、そして山々にはたくさんの種類の緑色。
自然環境に存在する数々の緑色
日本人というのは豊かな自然環境の中で生きてきたので、自然観察の目が養われており、高い色彩感覚をもっているのだという説を聞いたことがあります。この季節の山々が微妙に彩度、明度の違う様々な緑色に見えるのは、日本人の目だからこそなのかもしれません。
日本の伝統的な色表現を調べてみると、緑系だけでも80以上もありました。たとえば今時期の葉の色を表す表現だけでも、『若葉色』『浅緑』『若草色』『萌木色』『萌黄色』など、たくさんの種類があります。
繊細な美しさの一片
ここに日本文化の繊細な美しさの要因があるのだなと、自然豊かな風景を眺めながら思ったのでした。
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